【不登校 親の体験談】
頼っていいと気づいた日から、景色が変わった

【Schorbitからのご案内】

本記事は、Schorbitの運営スタッフではなく、実際に不登校のお子様を育てた経験をもつ外部の保護者の方による寄稿記事です。 実体験に基づいたリアルな葛藤や、そこからの気づきが綴られています。現在、お子様の不登校やこれからの進路に不安を抱えられている保護者の皆様にとって、少しでもご参考となれば幸いです。

記事を書いた人

ねーず

長男が中学3年で不登校になった経験をもつ四児の母。一昨年、自宅で「フリースクールぼんとん」を立ち上げた。

どうにかして行かせたかった日々

息子が中学3年で学校に行かなくなったとき、私は「どうにかしてでも学校に行ってほしい」と思っていました。嫌がる息子を無理やり連れて行ったこともあります。「どうして学校に行かなければいけないのか」を何度も説明したこともあります。

勉強の遅れが怖くて、私自身の不安や焦りがどんどん大きくなっていった——今ならそう分かります。

そしてある日、気づいたのです。私の言葉も行動も、膨らんだ自分の感情を息子にぶつけて追いつめているだけなのだと。そこから思い切って、「もう学校に行かなくてもいいよ」と息子に伝えることができました。

ただ、その選択をしたことで、また次の苦しさがやってきました。

息子が学校に行かないことで人と関わる機会が減り、「社会から外れてしまうのではないか」という不安が募ります。「いつも家にいると思われているのでは」と周囲の目も気になる。私たち家族は、暗いトンネルの中にいるような感覚でした。


「一番苦しいのは本人だよ」——先生の言葉

そんな中、適応指導教室の先生と出会いました。先生に「一番苦しいのは本人だよ」と言われたとき、最初は「そんなことはわかっている。でも私もしんどい」と思っていました。けれど、何度も言葉をかけてもらう中で、少しずつ受け止め方が変わっていきました。本当に一番不安なのは息子なのだ、と思えるようになったのです。

先生との出会いをきっかけに、「助けてくれる人はいる」と感じられるようになり、私は周りに頼るようになりました。親の会に参加し、カウンセリングを受け、地域とのつながりも持ちました。すぐに何かが変わったわけではありません。それでも、「助けを求めれば応えてくれる人がいる」という実感は、私たちにとって大きな力になりました。

今振り返ると、あの右往左往した時間は決して楽ではありませんでした。けれど、あの時間があったからこそ、息子との信頼関係を築くことができたのだと思います。

誰かと比べることをやめる。家を安心できる場所にする。日常の小さな変化や喜びに目を向ける——私自身の考え方も、この時期に大きく変わりました。


今度は、私が「頼れる誰か」になりたい

人生に、誰にでも当てはまる明確な正解はあるのでしょうか。あるのかないのか、誰もわからない答えを、みな探しているのではないでしょうか。

不登校も、きっと同じです。当事者だけで抱え込まなくていい、誰かに頼っていい——それが、私たち親子が学んだことでした。もちろん、頼った先の答えがすべて自分に合うとは限りません。合わなかったときは「これは少し違うな」と思って、また次を探せばいい。怖がらずに一歩踏み出せば、寄り添ってくれる人は必ずいます。

息子はその後、単位制高等学校、高等技術専門校を経て、今は20代。仕事に就いて4年目を迎えています。私自身も子育てがずいぶん落ち着いてきたので、適応指導教室や民間フリースクールでボランティアとして関わるようになりました。

そして昨年、かつての私たちのように悩んでいるご家庭の力になりたいと、自宅でフリースクールを立ち上げました。あのとき先生が私にそうしてくれたように、誰かにとっての「頼れる誰か」になれたら——そう願っています。


■ 進路に悩む不登校の中高生、募集中

ということで、今回は実際に不登校のお子さまを育てた経験のある方から苦労やその先について語っていただきました。自分の家庭での子育てがひと段落したら、同じ悩みをもつ別の家庭の子育て支援(フリースクール)をはじめるという経緯はとても素敵だと感じました。

ねーずさんの始めたフリースクールは埼玉県にある「ぼんとん」です。興味のある方はそちらもご覧ください。

もちろん、私たちSchorbitも、中学・高校それぞれの段階で自宅からの受験を支援しています。

中学生向け、高校受験対策のSchorbit REBOOT
高校年代向け、大学受験対策のSchorbit

この2つで、進路に悩む不登校の子どもを再び軌道にのせるためのサポートを行います。

詳しくは該当する画像をクリックしてください。皆様の参加を心よりお待ちしております。