高卒認定講座(高卒認定試験予備校)って? 25/08/04

高校を中退してしまったら人生終了、もう大学には行けない?

いえいえ、そんなことはありません。

高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)から大学を目指すという流れがあります。

高卒認定試験のチャンスは年2回、第1回は8月に、第2回は11月に実施されています。合格するまで何度も受験することができ、6教科8~9科目すべてを合格したら高校卒業と同等程度の学力があると認定されて、大学入試の出願資格が得られます。

試験の難易度は、大学受験と比較すればけっして高くありません。ただ、科目数が多く、試験範囲も広い。独学で進めるには、かなりの計画性と自己管理力が求められます。

「どこから手をつけたらいいかわからない」「一人で勉強を続けられるか不安」——そんな声も少なくありません。

そこで登場したのが、高卒認定試験に特化した学習サポート講座(高卒認定試験予備校)です。近年では、オンライン講座も登場しています。

もちろん、費用や内容はサービスによってさまざま。おおまかにいうと、教材郵送系が最安で、その次にオンライン講座系、そして対面集団指導形式、対面個別指導形式、大学受験予備校といった順番で値段が高くなっているようです。

無料体験や資料請求ができるところも多いので、まずは自分に合いそうな講座を探してみるのがおすすめです。

どんな種類があるのか?

教材郵送系、オンライン講座系などの言葉でくくってみても、よくわからないという方が大半でしょう。実際、サービスの分類をカンタンに言葉で説明するのは難しいです。

分類のイメージつけるために、ここでは具体的にいくつかサービスをご紹介します。(他社様がご提供しているサービスです、特定のサービスをおススメするものではありません!)

① 四谷学院

「なんで、私が東大に!?」のキャッチコピーでおなじみ、学習塾・予備校、特に個別指導路線の大手である四谷学院は、実は高卒認定試験対策にも力を入れています。

高認通学コース(集団指導形式)、高認個別指導コース(個別指導形式)、そして高認からの大学受験コース(合格後に大学受験まで対応)といった充実のラインナップ。さらに近所に四谷学院の校舎がないという方には、高認通信講座があります。

大学受験コースについてはよくわかりませんが、おそらく金額は高認通信講座、高認通学コース、高認個別指導コースの順で高くなっていくものと思われます。(ざっと調べたところではサイトに記載がありませんでした。)

②J-Web School

次にご紹介するのはJ-Web Schoolです。四谷学院と違って、学習塾・予備校業界で高い知名度を誇るわけではありませんが、実は高卒認定試験に特化した事業を展開していて、この世界では有名なオンラインスクールです。高卒認定試験の過去問題集の冊子を販売していることでも有名ですね。

ここのプランはシンプルとフルサポートの2種類で、シンプルだと後で紹介する教材郵送系に近いイメージになりますが、フルサポートだとオンラインで担任サポートとか質問対応が受けられるようです。値段としては全科目を受講すると年間20万円程度です。

金額としては、対面(実際に校舎に通う形式)に比べればやや安く、教材郵送に比べればやや高いといったところでしょうか。

③ LEC(東京リーガルマインド)やユーキャン

LEC(東京リーガルマインド)やユーキャンといった、資格取得を目的とした通信講座サービスも高卒認定試験講座を設けています。たとえばLECならば、8科目79,800円(税込)+別売テキスト代で通信講座(オンラインまたはDVDとテキスト)の学習が進められます。

価格帯としては最安のようです。学習スタイルとしては、郵送で送られてくるDVDやテキストで独習していくものになります。

迷ったら、専門の講座を活用するのも選択肢

ここでご紹介したのはあくまで一部です。

おおまかに教材郵送、オンライン講座、対面などの言葉でくくってきましたが、それらの中間にあたるようなサービスも多いため、各自で情報を精査していただければ幸いです。

高卒認定試験は、うまく対策すれば数ヶ月で全科目合格することも可能な試験です。ただし、そのためには「出るところを効率よく学ぶ」ことがカギになります。合格までの道のりに少しでも不安があるなら、プロのサポートを取り入れるのも一つの手です。

「自力でやるか」「講座を使うか」——迷っているなら、まずは情報収集から始めてみましょう。


Schorbitにとって高卒認定試験は通過点!

記事を終える前に少しだけ宣伝を。

高校年代向けのオンラインフリースクールであるシン・ガッコウ Schorbitは、高卒認定試験の対策にも力を入れています。しかし進学校をシミュレートしているだけあって、高卒認定試験は通過点に過ぎず、あくまで目標はその先にある難関大合格です。

すでにご案内の通り、YouTubeで高卒認定試験の解説動画も公開しておりますが、それを乗り越えることはハードルの1つに過ぎません。楽々突破し、すぐさま大学入試に向けて高度な勉強に取り組むことを想定しています。

このようにコンセプトが異なるため、上に挙げたようなサービスと一概に比較できるものではありませんが、難関大合格への支援まで含めて月額1万5千円という価格はお値打ちではないでしょうか。2026年より本格始動を予定しておりますので、興味のある方は今のうちにLINEへの登録をお願いします。