高卒認定から難関大、それも東大へ 25/05/21

高校中退、高卒認定試験という“もうひとつのルート”から難関大学、それも東京大学へ進学した人がいる――そんな希望と現実を伝えてくれる記事が、東洋経済オンラインに掲載されています。

記事では、不登校・中退・病気・夢のための選択など、さまざまな事情から全日制高校を離れた5人が、高卒認定試験(高認)や通信制高校を経て東大合格を果たした実例が紹介されています。(以下の画像がリンクになっています)

記事で紹介されているような起立性調節障害、不登校、校風に合わない、芸能活動などでの転学や退学は、高校現場ではよくあります。

そして、最も強調したいのはここなのですが――こうしたケースで全日制高校から離れてしまったとしても、大学入試での挽回は可能です。


Schorbitとして

私たち「シン・ガッコウ Schorbit」は、記事にあるような通信制高校に通う生徒あるいは中途退学から高卒認定試験に取り組む生徒を支援しています。そうした生徒にも大学進学のルートは確かに存在しますし、一見遠回りのようにみえるこのルートこそが最短であるとさえ思っています。

「高卒認定から大学に行けるのか?」と悩んでいる方や、「東大のような難関校も可能なのか?」と感じている方には、ぜひ読んでいただきたい記事です。


個人的な経験から

実は、Schorbit構想のきっかけのひとつになったのが、代表が家庭教師をしていたときの、ある生徒との出会いでした。(もう20年近く前のことです。)

その生徒は東京の有名中高一貫校に通っていたのですが、自身の体調のこともあり、東大入試に専念するために退学を決断しました。複合的な要因があるとはいえ、受験を見据えて戦略的に退学する。そのような選択肢が現実的に存在することを初めて知りました。

しかし、退学後の学習はスムーズにいきませんでした。

その生徒が苦しんだのは、カンタンにいうと「毎日の生活規律の維持」です。決まった時間に起きて、ご飯を食べて、勉強をすること。こうした規律はひとりでは維持できないものです。

高学力の生徒に東大レベルの数学を教えるつもりが、本当に必要な支援は「生活習慣の改善」だったのです。

このような経験から、Schorbitでは、難関大に向けて孤独に勉強している子どもをつなげて、集団で規律ある毎日を送るための支援(生活支援)をベースにしています。

逆にいえば、こうしたポイントさえ押さえれば、学校に通わないで難関大学の受験を突破することは可能です。